フェイスポインターで本当にリフトアップできる?「ポスポス美顔器」の落とし穴と、たるみ改善の正しい考え方
最近、TikTokやInstagramなどのSNSで話題になっている「フェイスポインター」。
ペン状の器具で頬やフェイスラインをポスポスと刺激するセルフケアが流行し、「小顔になれる」「顔のたるみが改善する」といった情報を目にする機会も増えています。
手軽に自宅でできるうえ、特別な技術も必要なさそうに見えるため、試している方も多いのではないでしょうか。
しかし、本当にそれだけで顔はリフトアップするのでしょうか?
実は、皮膚の表面を刺激することと、たるみの原因そのものを改善することは別の話です。 小顔やリフトアップを目指しているなら、流行しているセルフケアの仕組みを正しく理解することが大切です。
1. フェイスポインターやセルフマッサージで、たるみは改善する?
そもそも、顔のたるみはなぜ起こるのでしょうか。
顔は、皮膚の奥に皮下脂肪や筋肉などが存在する構造になっています。加齢による皮膚の弾力低下、脂肪の位置や量の変化、支持組織の変化など、さまざまな要因が重なることで、頬やフェイスラインが下がって見えるようになります。

ここで注目したいのが、皮膚と脂肪の関係です。
イメージとしては、脂肪をゴムのような皮膚が包み込んでいる状態。皮膚にはある程度の弾力がありますが、繰り返し引っ張ったり、強い力で押したりすれば、必ず元の状態に戻るとは限りません。
フェイスポインターやセルフマッサージで皮膚の表面を刺激しても、それだけで下がった脂肪やゆるんだ支持組織が元の位置に戻るわけではありません。
一時的にむくみが軽減したり、刺激によって顔の見え方が変わったりすることはあります。しかし、それを根本的なリフトアップと同じものとして考えるのは注意が必要です。
皮膚を刺激することと、たるみの原因にアプローチすることは違うのです。
2. 「ポスポス」を続けることで、たるみが悪化する可能性も?

小顔になりたい、フェイスラインをすっきりさせたい。そんな思いから、毎日熱心にフェイスポインターを使っている方もいるかもしれません。
ただし、強い力で繰り返し押したり、皮膚を引っ張ったりする使い方には注意が必要です。
皮膚は、コラーゲンやエラスチンなどの成分によって弾力を保っています。過度な刺激は、赤みや内出血、炎症などの原因になることがあります。また、繰り返し強く引っ張ることが、皮膚のたるみを改善する方法として確立されているわけではありません。
もちろん、フェイスポインターを使用すれば必ずたるみが悪化する、というわけではありません。しかし、強く刺激するほどリフトアップ効果が高まるという考え方はおすすめできません。
「毎日頑張っているのに、思ったような変化がない」
「もっと強く押したほうがいいのかな?」
と感じているなら、一度ケアの方法を見直してみてもよいでしょう。
大切なのは、やみくもに刺激を与えることではなく、自分の顔のたるみが何によって生じているのかを知ることです。
3. 本気でたるみを改善したいなら、原因に合った施術を
では、フェイスラインのもたつきや頬のたるみを改善したい場合、どのような方法があるのでしょうか。
ポイントは、脂肪の量や皮膚の状態、たるみの程度に合わせて施術を選ぶことです。
① 脂肪吸引注射|余分な脂肪にアプローチ

症例:顔(あご下)の脂肪吸引注射(20代・女性)
施術名:脂肪吸引注射施術内容:メスを使用せず、1.6mmの超極細の吸引管を用いて顔(あご下)の余分な皮下脂肪を吸引・除去する治療です。
施術期間・回数:1日・1回(施術時間 約60分)
費用(税込):モニター価格/総額260,000円(麻酔代・薬代を含む)
主なリスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・かゆみ・むくみ・咳・腫れ・内出血・痛み・違和感・拘縮などが生じることがあります。
※効果には個人差があります。※本症例は患者様のご同意を得て掲載しています。
頬や顎下などに脂肪が多く、フェイスラインがぼやけて見える場合は、「脂肪吸引注射」が選択肢のひとつになります。
脂肪吸引注射とは、約1.6mm程の細い吸引管を使用して余分な脂肪を吸引し、輪郭をすっきりさせることを目指す施術です。
脂肪の量が多い場合には、脂肪を減らすことでフェイスラインのもたつきが軽減する可能性があります。
一般的な脂肪吸引と比べて、身体への負担やダウンタイムを抑えられることも特徴です。
ただし、脂肪を減らすだけですべてのたるみが改善するわけではありません。もともとの皮膚のゆるみが強い場合は、脂肪を取りすぎることで、かえってたるみが目立つ可能性もあります。
そのため、脂肪の量だけでなく、皮膚の弾力や仕上がりまで考慮した診断が重要です。
② 糸リフト|下がった組織を引き上げる

脂肪吸引注射(頬・ジョールファット・あご下)+糸リフト(40代・女性)
施術名:糸リフト
施術内容:医療用の糸を皮下に挿入し、たるみが気になる部分を引き上げる施術です。
費用(税込):モニター価格 税込15,000円〜/1本 ※使用する糸の種類や本数によって金額が変わってきます。
主なリスク・副作用:腫れ・内出血・痛み・むくみ・ひきつれ・左右差・凹凸・感染・糸の露出などが生じる場合があります。
※効果には個人差があります。※本症例は患者様のご同意を得て掲載しています。
頬やフェイスラインの下垂が気になる場合には、糸リフトも選択肢になります。
糸リフトとは、医療用の糸を皮下に挿入し、下がった組織を物理的に引き上げることで、フェイスラインを整える施術です。
脂肪の量を減らす施術とは異なり、引き上げることによって輪郭を整える点が特徴です。
ただし、引き上げられる程度や持続期間には個人差があり、皮膚の余りや脂肪の量によっては、糸リフトだけでは十分な変化が得られないこともあります。
脂肪吸引注射と組み合わせることで、より希望に近い輪郭を目指せるケースもあります。
③ エンブレイスRF|皮膚の内側と外側からアプローチ

脂肪のボリュームだけでなく、皮膚のゆるみも気になる方には、エンブレイスRFという選択肢もあります。
エンブレイスRFとは、高周波(RF)のエネルギーを利用し、皮膚の内側と外側の両方からアプローチする施術です。熱エネルギーによって組織に働きかけ、皮膚の引き締まりや輪郭の改善を目指します。
脂肪吸引と組み合わせることで、余分な脂肪を取り除きながら、皮膚の引き締まりも考慮した治療計画を立てられます。
ただし、効果には個人差があり、皮膚の余りが大きい場合など、すべてのたるみに対応できるわけではありません。適応やリスクについて医師による診察が必要です。

脂肪吸引注射(頬・ジョールファット・あご下・メーラーファット)+バッカルファット除去+エンブレイスRF+糸リフト+ネックリフト(20代・女性)
施術名:エンブレイスRF
施術内容:高周波(RF)エネルギーを用いて、皮下組織および皮膚の内側・外側からアプローチする施術です。
費用(税込):モニター価格 税込144,000円〜/1部位
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、むくみ、硬結、熱傷、色素沈着、感染、凹凸、神経障害などが生じる可能性があります。
※効果には個人差があります。※本症例は患者様のご同意を得て掲載しています。
4. 大切なのは「何を使うか」より「たるみの原因を知ること」
当院ではにゃんちゅう先生オリジナルの「脂肪吸引MAP」を使用してカウンセリングを行っています。
施術の優先順位やおすすめ部位が分かりやすく、「美容医療が初めてでも安心できた」と多くのお客様からご好評をいただいています。
また、にゃんちゅう先生は年間1000件以上の脂肪吸引の施術をしております。
多くの経験があるからこそ、一人ひとりのお悩みの原因を見極めてその方に合った最大限の効果を出せる施術をご提案できます。
フェイスポインターやセルフマッサージは、手軽に始められるセルフケアです。しかし、たるみの原因となる脂肪の量や位置、皮膚の弾力、支持組織の変化そのものを改善できる方法ではありません。
本気でフェイスラインを整えたいなら、流行しているアイテムだけに頼るのではなく、自分の顔の悩みの原因を知ることが大切です。
脂肪が多い方には脂肪吸引注射、下がった組織が気になる方には糸リフト、皮膚の引き締まりも目指したい方にはエンブレイスRFなど、原因や状態によって適した施術は異なります。
また、ダウンタイムをできるだけ抑えたい方も、施術範囲や方法によって選択肢が変わります。
ポスポスと刺激し続ける前に、そのケアが本当に自分の悩みに合っているのか、一度立ち止まって考えてみませんか?
NYAN CLINICでは、お一人おひとりの脂肪の量や皮膚の状態を確認し、脂肪吸引注射・糸リフト・エンブレイスRFなどから、適した治療方法をご提案しています。
流行に左右されるのではなく、医学的な根拠と自分の顔の状態に合った方法で、理想のフェイスラインを目指しましょう。
[この記事の監修ドクター】

NYAN CLINIC 院長
青木胤磨医師
【略歴】
順天堂大学 医学部 医学科卒
江東病院(麻酔科、形成外科、救急科)
順天堂大学医学部附属順天堂医院(形成外科)
湘南美容クリニック 銀座院
湘南美容クリニック 池袋東口院
湘南美容クリニック 赤坂見附院 院長
NYAN CLINIC 開業

